![]() | ウェブログの心理学 山下 清美、川上 善郎 他 (2005/03) NTT出版 この商品の詳細を見る なぜブログは書かれ、読まれるのか? 個人が自分のことや見聞きしたことがインターネットというコミュニケーションの場でリアルタイムに蓄積されていくネット・コミュニケーションの最新形、ブログを社会心理学から分析する。 |
【内容紹介】
本書『ウェブログの心理学』は、4名の社会心理学者による共著です。研究書と一般書の中間くらい、あるいは一般読者を意識した研究書といえばいいでしょうか。堅苦しい本ではありません。装丁も可愛らしく仕上がっていて、気楽に読んでいただけるのではないでしょうか。
本書では、「ウェブログ」を、ウェブ日記やテキストサイト、ブログ・ツールなどの総称として用いています。その上でネット上のコミュニケーション全体の中にウェブログを位置づけます。WWW以後、成長・発展してきたウェブログの変化もとらえています。こうした大きな視点に立つことで、現在のブログ・ブームの背景や特徴がよりよく理解できると考えています。
本書の特徴はまだあります。ウェブログに関してこれまで行ってきた研究をベースにしている点です。人はなぜウェブログを書くのか、書き続ける動機は何か、というテーマで、わたしたちは1997年にウェブログ(当時はウェブ日記)研究を行いました。さらにその枠組みを発展させて、2004年にも研究を行いました。それぞれの研究から、ウェブログを書き・読む人々の意識をデータに基づいて考察しています。
さらに、インターネットの変遷、特にウェブ日記からブログへの発展の理解を助けるための年表や記事の附録も本書の特徴です。ブログに関する新しい情報は、現在たくさん得られます。しかし一昔前の情報は早くも失われつつあり、今記録しておくことが大事だと考えたからです。
現在ブログ関係の書籍はたくさん出ています。その中で、本書は異色ではないかと思っています。ブログの設置方法も、どうやったらブログでお金儲けができるかも書いてありません。そうした内容は、他書に譲りました。
古くからのネットユーザの方々には、「そうそうこういうことがあったよね」と懐かしがっていただける部分もあります。最近ブログを始めた方、これから始めようかと思っている方々には、附録の「ウェブログの歩き方」が参考になると思います。ウェブログを利用する際の留意点やアドバイスを載せました。
本書の企画から完成に至るまでの間、たくさんの方のお世話になりました。いただいた情報や経験を、十分生かしきれていないところもありますが、まずはこうした形で本を提示することで、今後さらにウェブログについて考察し研究を続けていきたいと考えています。
【目次】
第1章 インターネット時代のコミュニケーション
第2章 コミュニティに見るウェブログの歴史
第3章 ウェブログの社会心理学
第4章 ウェブログの現在と未来
終章 ウェブログ・個人・社会
附録 ウェブログの歩き方―ウェブログを楽しく「読む」「書く」「つながる」ためのアドバイス
▼ブログ(Weblog) に関連する解説本
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